マグネシウム引火？消火できない現実（安全性）

今日は、東京の町田市で火災発生。

工場爆発:８人重軽傷　午後８時現在鎮火せず　東京・町田　（毎日新聞）

夕方、テレビをつけたら報道していたのですが、一向に鎮火する気配が無い。
と思ったら、マグネシウムを扱っていた工場らしく、水による消火ができない模様。

マグネシウムは引火した場合、水を掛けると水素爆発のような反応を起こすらしい。

水素爆発、何だかあの3/11の頃を思い出します。

今回の事故で、やっぱり気になるのは、作業員の知識。
また、工場側も火災時にはどのように対応するかの訓練や対応、準備が
不十分だったのではないか、ということ。



上の写真の本は「失敗百選」という有名な本。
もう、9年前の本ですが、失敗や事故の本質というのは結構変わっていないもの。
今でも参考になること、多いです。

それにしても、この21世紀の世の中で、小さな工場火災一つ止められなく、
また、消火活動もできず、周辺地域の人々を避難させなければならない
という現実。

何て、脆弱なセキュリティシステム。。。

今、東京はオリンピックに向けて、やれ羽田へのアクセスを良くするだの
マッカーサー道路が開通しただの、土木建築インフラばかりが話題になっています。

でも、本当にセキュアな都市作りには、もっと骨太な安全設計が必要。

それは、決して、地震で津波が起きるから大堤防を作るという短絡的発想でなく、
もっとシンプルで簡単なことで十分なのに。

今回の火災を教訓に、事故の再発防止と、このような消防体制の見直しを
是非是非、再考して頂きたいものです。

では。

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