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2015年4月28日 (火)

揺れる通訳案内士。これでいいのだろうか?(英語)

観光立国を目指す日本。
円安の影響で外国人観光客が急増しています。
そんな中、気になるニュースがありました。

通訳案内士、試験内容を見直し ガイドの実務重視に (日経)

ご存じの方も多いと思いますが、英語の唯一の国家資格が通訳案内士。

通訳案内士試験概要 (日本政府観光局 JNTO)

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通訳案内士法の規定により、報酬を受けて外国人に付き添い、外国語を用いて旅行に関する案内をする業を営もうとする者は、通訳案内士試験に合格し、都道府県知事の登録を受ける必要があります。2014年4月1日現在の登録者数は17,736人に達しています。通訳案内士試験の外国語の種類は、英語、フランス語、スペイン語、ドイツ語、中国語、イタリア語、ポルトガル語、ロシア語、韓国語及びタイ語となっています。通訳案内士試験は、年齢、性別、学歴、国籍などに関係なく受験が可能です。2014年度通訳案内士試験には、1,658人が合格しました。
通訳案内士(通訳ガイド)は、単に語学力が優秀であるだけでなく、日本の地理、日本の歴史、さらに産業、経済、政治および文化といった分野に至る幅広い知識、教養を持って日本を紹介するという重要な役割を負っています。外国人旅行者に日本の良い印象を持って帰ってもらうことは、正しい日本理解の第一歩となり、通訳案内士(通訳ガイド)の仕事は、“民間外交官”とも言える国際親善の一翼を担うやりがいのある仕事です。
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このように、非常に難しい資格試験なのです。

それでも、今は昔よりも軟化しています。
英語の試験では、以前は日本語特有の名詞などの英訳を覚えるなど語彙が非常に
難しかったのですが、現在は英検1級保持者は英語試験免除となっています。

それでも、英検1級保持者自体が少ないのと、この通訳案内士を目指す人自体が
少ないので需要と供給のバランスが偏ります。

もう1つの問題は、英語に限ると優秀な通訳者は仕事に恵まれるのですが、
初めて通訳業を行おうとすると、仕事を得るのが多少難しい点。
それに、報酬の問題もあります。
拘束される時間に対する報酬が低いので、専業としてやるのは本当に厳しいようです。

試験をやさしくすれば、通訳案内士の門が広がり、登録する人が増えるのを
期待しているのでしょうけど、そうなると過当競争になり、報酬が下がるのは
目に見えています。
旅行会社が安いガイドを買い叩く可能性が高いのです。

既に難しい資格を取得した人達に取っても不利益となります。

法律で禁止されている無資格ガイドが実際にはいるのではないかと思います。
法的には、「報酬を得る」には通訳案内士の資格が必要となっているので、
ボランティア=無報酬、ならば法に反しないのです。


これも不思議な話。
まあ、素人通訳案内でも、英語ができればそれなりにガイドできますから。
ただ、それを許可したら、有料のガイドと無料のガイドの差はどうなるのでしょう?

英語関係の仕事の環境は近年非常に厳しいと思われます。
インターネットは翻訳の単価を低下させました。

英語の最上級の資格、通訳案内士。
その立ち位置は今、時代の流れに揺れ動いています。

では、また。

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