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2016年3月 1日 (火)

【原発】疑心暗鬼な再稼働(高浜原発:自動停止)

厳しくなった安全基準に合格し、再稼働された高浜原発。
ところが、早速トラブル発生で自動停止する始末。

再稼働したばかりの高浜原発4号機自動停止 (東洋経済/読売新聞)

関西電力高浜原子力発電所4号機(福井県高浜町)で29日午後2時頃、発電機と送電設備をつなぐ作業の途中で、変圧器の故障を示す警報が鳴り、原子炉が自動停止した。

(以上、記事より抜粋)

Takashima_nuke source

機械の安全設計について従事している者としては、これはよくわかる事象。
と言うのも、「より安全な方へ設計すれば機器は容易に停止する」ことだから。

フェイル・セーフ(何か問題が起きた時には安全方向に状態が遷移すること)が
安全設計の基本だから。

で、今回の場合、この安全装置が無事「自動停止」してくれたから問題なかった
訳ですが、心配なのは、2つ。

1つは「停止原因が何だったか」
これがすぐに判明していないということ、それが問題。
本来なら即時に原因までエラー・コードを吐くシステム設計であって欲しい。

2つ目は、「人間が自動停止を解除するシステムになっていないか?」ということ。
コレ、身近な例だと、例えば火災報知器が誤動作して、本来火事が発生した時に
発報するべきものが何らかのエラーで誤動作する場合がある時に人間が「システムの
誤報」と認識してエラー解除してしまうという例。

原発の場合に、もし、エラー自動停止した時にその停止原因が判明しなかった時に
「本当の不具合なのか」「エラー検知装置の誤動作なのか」の判別を人間がやる
可能性があるから心配なのです。

人間というのは優秀そうで、実は結構いい加減なのです。

こうしたケースで装置が正常に自動停止しても、停止原因を特定できない場合には
勝手にエラー発生装置をエラーマスクして装置稼働してしまわないか?
せっかく、機械が小さなインシデントを見つけたのに、人間がそのインシデントの
原因を特定できない場合に誤解するケースはよくある問題です。

自動停止したことそのものは安全設計で大丈夫。
ところが、そういう停止が、もしも頻発すると現場の安全意識は低下します。
今回の例で、安全装置がタフに設計されていて、ほんの少しの安全系の故障で
あっても上述のフェイル・セーフだとエラー発報となるから心配なのです。

ちょっと専門的な話になったと思いますが、多重安全設計すればするほど、
装置は容易に停止し、安全は確保されますが、安定稼働とはいかない。

政府や地方自治体の非技術者の皆さんが誤解して、「安定稼働」すなわち
「原発を止めないこと」にウエイトを置くようになったら・・・危険です。

では。

関連記事:
川内原発再稼働。無責任な原発政策。。。



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