Apple Pencil対応iPad 9.7(2018)、コレでいいのかな?(買う前にちょっと読んで)
アップル、今回は高校での新製品発表だったため大方の予想通り大きなイベントとはならず静かな発表会だったような。。。
Apple Pencil対応の9.7インチ「iPad」、3万7800円~ (ケータイWatch)
「教育向けに低価格iPadが出る!」「Apple Pencil 2が出る!」という予想は悲しくも裏切られました。
まずは価格ですが、APUのスペックUPはありましたが前iPad 9.7から価格は据え置き。
なので安いモデルが出た、という訳ではありませんでした。
変更点で最も大きいのはApple Pencilという高級(税込み1万円オーバー)鉛筆、もといスタイラスが使えるようになった点。
遅延などのスペックは恐らくiPad Proシリーズには劣るでしょうけど、それほどハードな使い方をしなければ問題ないんでしょうかねぇ・・・?
でも2つ気になります。
まず、ご存じ、故スティーブジョブズが散々iPhone初代発表時にコケにしたスタイラス。
(Yuck!みたいなこと言っていたはず。)
結局、指じゃダメなんだね、という事を再認識。
もう1点は常に最上の物だけを出すというポリシーを忘れてきたという点。
良い製品を出したらそうでない妥協の物は出さないというのがポリシーじゃなかったっけ?
だって、どう考えてもiPad Proはタブレットとしては4スピーカで音も楽しめる、自慢のTrue toneという技術で周囲の雰囲気に合わせて色味を変えるなどなどiPad Proではユーザ体験を最大限にする努力をした、それが新しいiPadのはずが低価格にするために一昔前のスペックの(APU以外は、という意味)iPadを新製品としてリリースしたこと。
つまり、Apple PencilとBluetoothキーボード(注:AppleのSmartkeyboardは使用不可)との組み合わせでCromebook対策としたい、シェアを取りたいというごく普通のマーケティングになっちゃった事。
違うよね、アップルって会社の戦略って。
2つ目のガッカリポイントのApple Pencilって学校で本当に使いやすいって思っているのかな?
だって、丸くて転がりやすい形。そのためにケースを数千円で準備ってユーザをおちょくっているのか、と思いますよ。
角型にするのって別に難しいとは思えないのになぜかやらない。
それに、あのペンシルは大きく重いので意外と重量バランスが取りにくい。
大人の男性でもそうなのに若者、女性など手の小さい人には長時間のペン操作は疲れるのではないのかな?
言いたいのは詰めが甘い点を今年改善して欲しいという点。
また、Apple Penilこそレーザ刻印できて他人のと区別しやすいようにして欲しい。
複数のApple Pencilを同じ教室で使っていると絶対見分けがつかないはず。
色とかも変える(複数色準備する)とか値段相応の機能を増やして欲しい。
4万円のタブレットに1万円のスタイラスって高過ぎでしょ。
iPad Proならほぼ本体が倍からそれ以上なので別にイイでしょう。
でも、やっぱり半値くらいに割り引かないと。
アップルならできるはずだと思うんですが。
長くなりましたが、iPad Proは10.5も12.9も満足度は高いタブレットです。
なので、余計にスペックで「妥協」した作りのiPad 9.7には残念な気がしました。
せめて今年のWWDCにはサプライズがあることを、少しだけど期待して。。。。。。。
では。
追記:
iPad 9.7 6th generation (2018)、売れまくっているようですね。
確かにメモ用とか、安くてもApple Pencilが使えるという利点が人気なんでしょうか。
ロジクールから発売されたクレヨンも今はProには使えずiPad 9.7(2018)専用の模様。
今後、もっとこういう路線になるのかな、アップル?