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2020年1月18日 (土)

脊柱管狭窄になりました(術後1日目の格闘編)

さて今回は手術の翌日の様子について書こうと思います。
なぜ、こんな事を書くのかと自問自答しました。
1つには自分の経験として人生の中でもそう経験することができなかっただろう貴重な経験をしたのでそれを記録として残しておきたかったから。
もう1つには同じような症状で入院する予定の人に、予め術後の様子がどうなのかを伝えたかったからです。

術後の1日はベッドから起きられない、起きることが禁じられます。
正確に書くと、電動ベッドの傾きを垂直方向に向けること、角度を変えるということですが、それは行っても良いのですが腰は絶対にベッドの床から離れてはいけない、ということです。

普通の健康な状態でも1日横になっていたら辛いですよね。
術後は体に2本の管、1つは尿道へのカテーテル、もう1本は血抜きの管。
手術時はT字帯と言うふんどしみたいな物を付けているので下半身は落ち着きません。
術後はそのT字帯すら無く、タオルを掛けるだけ。
手術着も脱がされ、パジャマを前後ろ逆に腕を通しただけの状態の物を着ただけの状態で横になっていました。

寒い。

上半身、下半身とも非常にスースーして寒い。
布団を追加で掛けたり、病室(個室)の温度を変えたりしても変わらない寒さ。

鼻水が出そうなのにティッシュが手の届く所に最初無くて、ベッドの角度をいちいち変えたり色々と普段は何気なくやっている1つ1つの行動が制限されてストレスが溜まります。

喉は手術時に管を入れたためか痛い。
2から3日程度で治るとの事だったけど声枯れが酷くてナースコールするのも躊躇してしまう。

そして辛かったと言うか哀しいと言うか情けないと思ったことがあります。
それは、体を洗ってもらう、ということでした。
体の向きを左右曲げて背中を拭いてもらう、これはまだ痛いけど何とかなりました。
情けなかったのは下半身を看護婦に洗われた経験です。
管が付いているその男性の象徴を触られる事、お湯(ぬるま湯)を掛けられて洗われる経験。
介護を受けるというのはきっとこういう経験なんだろうな、そう思いました。
恥ずかしいというのもあります。
でもそれだけじゃなくて、自分で自分のモノを洗えないという情けなさ、人間の尊厳と言うと大げさかもしれませんが、何か非常に強烈な体験でした。

次のハードルは水分補給でした。

ポカリスエットを数本余分に用意していたので最初はそれを看護スタッフにお願いしてストロー付きキャップで飲んでいました。
コレ、使ったことが無かったので最初はこぼしたり、体をどの角度にすれば上手く飲めるのか、格闘していました。
そのうち、ドリンクが無くなりそうになってきました。
付き添いが居てくれれば買ってきて、と頼めるのにその日に限って誰もいなかったので最悪の場合、看護スタッフにお願いして水道水をペットボトルに入れてもらおうかな、と考えたほどです。

術後1日目から食事は許可されました。
実際、その日1日はお粥でしたが。
これも体の角度とテーブルの高さの関係から向きをほぼ垂直にしても食べ物がよく見えません。
本当なら食事って上から見て食べるんですよね。
横から手を伸ばして皿を取り、手元に持ってきて箸で掴んで口に入れる。
この動作、1つ1つが苦行のようでした。
食後の歯磨きもベッド上で食事と同じような体勢で行いました。
こぼさないように神経使いますね。

こんな状態で1日を過ごすのですからとにかく1日が長い長い。
テレビをつけてもつまらない。
スマホはベッドの上棚から手を伸ばしてギリギリの所にあったので必死に手を伸ばしてゲット。
家族にポカリを持ってきてメールを打つことができました。(事情があって結局翌日に届いたんですが。)

スマホを使いたくてもバッテリ残量が気になってなるべく必要最小限にしていました。
今考えると無理を看護スタッフさんに言って充電器とケーブルを接続してもらっても良かったんですよね。
病床に居た時はそんな事すら面倒くさくて頼もうとは思いませんでした。

そこで教訓です。

1. スマホは充電器と繋いでベッドから手の届くところに準備して置くこと
2. ドリンク(ペットボトル)は5本以上用意して置くこと
3. 苦しさと暇を潰すためにヘッドフォン(有線)でスマホと接続できるかもしくはMP3プレイヤーを用意しておく
 (最近のスマホは充電端子のみでヘッドフォンジャックが無いから要注意)

ベッドの上に大体スペースがあるはずです。
とにかく苦しいですが手が届く所、もしくは看護スタッフに指示して取ってもらえる位置にこれらのグッズを置くことが大事でしょう。

身動きが取れない一日がこんなに辛く苦しいとは。
でも世の中にはもっと苦しい病気と戦っている方々や介護されるような状態の人たちがいる、そういう事に気が付かない日常の平和、それを今一度噛みしめることができた、本当に貴重な体験でした。

以上が格闘編でした。

では。

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