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2020年7月

2020年7月20日 (月)

意外と知らない正しいノギスの保管法

またもノギスの話です。

下に2社のノギスの写真を掲示します。
(写真はクリックで拡大表示します。)

Shinwa
シンワ製ノギスと保管用付属ケース

Mitutoyo
ミツトヨ製ノギスと保管用付属ケース

違いわかりますか?

答えは以下の写真で説明します。

Space

ノギスは保管する時、測定面(上の写真では外側ジョウの部分)はピッタリ付けるのでは無く1~2mm開けて保管するのが正しいそうです。
(参考文献:長さ測定べからず集/ミツトヨ計測学院 p35)

理由は保管状態で温度変化による膨張などの影響を排除するとかネット上に情報がありますが上記本の中では特に記載されてませんでした。

それにしても、シンワのノギスを購入した時、写真のように綺麗にノギスを保管する場所だけくり抜いてあって、逆にミツトヨはスペースがあって最初「持ち運ぶ時の振動で揺れて良くないのでは?」と思ったほどです。
実は上記のような理由から測定面のスペースを空ける必要から緩い形状の保管ケースなのかと納得しました。

器差は±0.02mm。

器差とは測定器の精度をあらわす用語のひとつです。

JIS Z 8103:2000 4344 では下記のように説明されております。

a)測定器が示す値から示すべき真の値を引いた値

b)標準器の公称値から真の値を引いた値

  ※「真の値」についても上記JISにて定義されております。 (参考先:こちら

デジタルでは0.01mm単位で測定できるのですが実際には±0.02mmはばらつきがあるという解釈でしょう(多分)。
当然デジタルなので量子化誤差もあるのでそこを理解して使う必要がありますね。

いずれにせよ高精度が要求されるので正しい測定のためにも保管にも気をつけたいですね。

さて、シンワとミツトヨですがお互い良い点があるので参考までに列記します。

シンワ:ホールド(HOLD)機能あり 狭い場所などで測定値を読めない場合にデジタル測定値を保持できる機能。
ミツトヨの場合、このHOLDスイッチが無いので固定ネジで止めるしかありません。
ここはミツトヨはアナログな考え方なんですよね。

逆にミツトヨは一度ゼロ点調整をすれば、測定の度にゼロ点調整する必要がありません。
(絶対値ABSで移動量を計算する仕組みだそうです。)
これ、例えば上述のように1~2mm程度測定面を広げた状態で保管していても次に電源をいれたらその位置はゼロにリセットされずに広げた1.数ミリの数値を表示するのですが、シンワの場合にはゼロリセットされてしまうので一度ノギス外側ジョウを閉じてそこでゼロ(ZERO)スイッチを押してやらないといけないのです。

シンワは比較的安価にデジタルノギスを購入できるのもいいです。
ミツトヨは1万円以上ザラにするので個人で趣味で購入するには結構痛いです。

では。

関連記事:ミツトヨ デジタルノギス、初期不良に当たった話(品質保証)

2020年7月16日 (木)

ミツトヨ デジタルノギス、初期不良に当たった話(品質保証)

最近ハマっているのはデジタルノギス。

元々はシンワ製の150mmまで測れるデジタルノギス持っていたんですけどもうちょっと長いのが欲しくて買ったのがコレ。

J&T 測定 デジタルノギス ステンレスデジタルノギス 外径/内径/段差/深さ測定 LCDディスプレイ 防水IP54 測定工具 JT測定 (300MM) JT-29-033

明らかに怪しい中華製品。
で、実際に来た物はディスプレイ部に擦り傷が付いていたり、他にもスレがあったり、スライダーの動きがスムーズでなかったり。

ただゼロ点については300mmと長いノギスで誤差分が大きくなるはずなのに戻すとゼロ点になっていたりして怪しいなりに使えそう。

でも、ノギスの評判を見るとシンワよりもミツトヨが圧倒的に有名。
そこでミツトヨのデジタルノギスを買い始めました。

最初300mm品を楽天で購入。

配送もしっかりしていたのと実際に初めてのミツトヨは何と「JCSS校正証明書」付きという!!!
公式な校正証明書って普通でも1万円位するのでこれがデフォルトで付いているのはプロ用なのでしょうね、やっぱり。

さてそんな品質の良さそうなミツトヨなんですが、追加で買った200mm品では不具合がありました。

比較のために150mmと並べて写真を撮りました。

20ax_15ax

上が200mm、下が150mm (CD-20AX, CD-15AX)

まずは正常品の150mm品の写真を2枚。

Cd15ax_1

Cd15ax_2

わかりますか?
ORIGINというボタンに注目してください。
(このボタン/スイッチは電池を入れて蓋をした後にノギスを閉じてゼロ位置にしてそのゼロ点を覚え込ませる機能です。)

以下が問題のあった200mmモデルの写真2枚です。

Cd20ax_1

Cd20ax_2

見ての通り、ボタンが陥没しています。

最初、押せないなと思い、先の尖った物で押し込んだらゼロ調できました。

初期不良だなと思いましたが、もしかしたら直せる(奥に入り込んでいるだけ)かなと思って先の細いピンセットで少し触ったのですが直りませんでした。(写真を拡大するとボタン周辺に小さな傷が付いているのはピンセットの先が当たったためです。)

これ、たまたま2つ同じようなモデルを持っていたからわかったけど、もしも200mmモデルを初めて買ったお客さん、ユーザだったらこの陥没しているのが仕様で押しにくい状態が正しいのかと思い込んだかもしれません。

300mm防水タイプ(CD-P30M)と150mm非防水タイプ(CD-15AX)共にORIGINスイッチは飛び出しており容易に押せる設計です。
なので自信を持ってこの200mm(CD-20AX)は初期不良品だと判断しました。

MADE IN JAPANで試験成績書に検査者のサインも入っていましたが、この部分は想像ですがデジタル出力できる端子があるので自動で動作チェックしているのではないか、と思っています。
そうでなければ、つまり人手で一個一個検査していたら時間も掛かるし正確さの確認も大変ですから専用測定治具があるんでしょう。
(普通の製造現場ならそうします。)

この証拠写真を販売代理店に送って初期不良と認めてもらい現在返品送付済みです。

ミツトヨはメカの部分はしっかりしているけどボタン類の品質までは手がまわっていないのかな、と思いました。

まあ、どの工程でこういう不具合が混入したのか。
製造ロットに依存する問題なのか(製造工程に変化点があったとか作業者のミス、部品の不良、検査後の異常操作等々)原因を本当はミツトヨさんにフィードバックして必要に応じて回収修理してもらいたいですけどねぇ。。。
(多分、偶発不良として今後の品質監視ということで終わりそうですが。。。)

私は製造メーカーで開発とか品質保証とかやっているのでゼロ不良の製品って工業製品では有り得ないと思ってます。
(特にコストが重要な民生品の場合)

よく、初期故障で見つかったのを「ラッキー!」と思ってくれなくて「もう壊れた=品質が悪い」と決めつけるレビューがアマゾンなどに多く散見されますが、通常の1年保証はこの初期不良が内在しているリスクをコストと検査の工数等の兼ね合いから担保してくれているもので早く見つかれば早く見つかるだけ初期不良=OK、と考えてもらえたらいいなと思います。

初期不良は怒ることではないのです。

もちろん、保証期間中に何度も、何箇所も故障する場合もあるでしょう。
それらはエージングなどの工数を削減してコストを安くしてくれている、本来必要なチェックはしているがどうしても検査漏れして市場に出る不具合ってあるとわかって欲しいと思います。

では。

関連記事:意外と知らない正しいノギスの保管法

 

 

CD-●●AXはサムローラー付き。
CD-●●APXはサムローラー無しです。
サムローラーは微調整する親指の箇所にあるローラーの事です。

2020年7月 6日 (月)

【レビュー】Magic Keyboard (for iPad Pro)で得たもの、失ったもの

遅ればせながら、Apple iPad Pro用のMagic Keyboardを購入しました。
これ、相当悩みに悩んでの購入でした。

Magic_keyboard

まず購入前に悩んだ理由は以下の通りです。
・価格が高価(iPad Pro 12.9用は41,000円超え!!)
・重さが重く、iPad本体との組み合わせで1kgを超える
・そんなにiPadで文字入力する機会があるか?

まず価格ですが、トラックパッド付き、バックライト付きとは言えキーボードに4万円はさすがに躊躇します。

重さはiPad Pro 12.9自体が重いのですがネット上のレビューなどとかを見ると「ずっしり重い」というコメントが多く恐れをなしたのがあります。

あと文字入力ですが、実は単体のMagic Keyboard(新型と旧型)持っていますが実際にBluetoothペアリングして使ったことがほとんどない。

それとiPad用Magic Keyboard(同じ名前でややこしい)にはESCキー、照明、音量調節のキー(上1段)が省略されています。

それならMacBookの方が良くない?と思うのは誰しも同じなのです。
実際にストアでキータッチなどを確認したかったのですが新型コロナウイルス問題などあったので実機を確認できませんでした。
(Smart Keyboard folioは実際に過去触ってキータッチがどうにも好きになれませんでした。)

前置きが長くなりましたが実際に購入しての感想です。

・ヒンジの曲がる角度は懸念していたより実用的だった
・重くはなったが(ずっしりとする)許容範囲
・キータッチは単体のMagic Keyboardよりストロークがわずかに薄く、個人的にはとても好みのキータッチだった
・iPadの開閉がやりにくくなる(開閉しずらい)
・トラックパッドは想像以上に使える

最後に書いたトラックパッド、これが超快適。
今までマウスをペアリングしたり色々やってきたけどiPadにトラックパッドが付くと本当にキーボード側から手を離さず、まるでPC/Macのように操作できることを実感。

今回のiPad用Magic Keyboardによって得た物:
・PC/Macライクな使い勝手
・快適な文字入力
・膝上でiPadを置きながら操作できる
・PCと違いFanレスで静か(旧MacBook 12'だとFanレスだったけど...)

逆に失った物:
・タブレットとしての可搬性
・縦型アプリへの対応ができなくなる(90度回転状態になる)
・スタンドとして使う場合の可動域の狭さにより視聴モードが制限される
・指を使って直感的に扱うタブレットの機能性、直感性、操作性の体感


全体的に買って後悔はしていませんがトラックパッド体験が面白いと感動した事が慣れてしまったらそれはそれで使う喜びが無くなりそうで怖いです。

これから購入しようとされる方はできればコロナウィルスが落ち着いてから家電量販店やApple Storeなどで実機を触ってみることをお勧めします。

また、MacのヘビーユーザーでMacのトラックパッドに慣れている人には最強のツールになるとも思えます。

最後に意味があるかどうかわかりませんがNote PC(Laptop)やMacBook Airなどとの比較なんですが、先にも書いたようにFanの存在が大きいです。
最近、新型(2020年モデル)のMacBook Airのレビューを読んでいてちょっとした負荷(アプリ起動)でもFanが高速回転してうるさいというのがありました。
MacBook Proだと2ファン構成なのですがMacBook Airは1ファン構成なんですよね。
確かに冷却能力的に1個で冷やすとすればより高速で無いと必要な風量が確保できないつまり冷却できないので当然ですね。

それと最近話題のApple Silicon。
つまりA13チップなどのようにアップル自身がチップ開発(SoC開発)に参入して今後のMacはそれに置き換えるという話。
現在のIntelのコア(またはプロセッサ)はご存知のようにAMDのコアよりもプロセルルールが遅れています。
つまり消費電力に対する性能という点ではかなり不利なのです。

ご存知の通り、A13などiPhoneやiPadなどに使われるこのチップはファンが無いデバイスに実装されるため、高い性能と低消費電力とを両立させなければなりません。

iPad Pro 12.9 3rdモデルはA12X、4thモデルはA12Zで残念ながらA13では無い1つ古いモデルなのですが、それでもベンチマークスペックだけでも十分高速です。
なので、実はMagic Keyboardと組み合わせても決して低スペックでは無いと言うこと。


それに、今後ソフト面(iPad OS 14以降)ではよりキーボード、トラックパッドによる操作性を考慮したOS設計になると見られているので案外この組み合わせもアリなのかなと思った次第です。

あと、自分はApple Pencil 2も持っていますが実は全然使っていないのです。
もしもガシガシApple Pencilを使って絵を描いたりメモを取ったりする人は今までのキーボードレスのタブレット状態の方が使いやすいと思います。

幸いな事に(?)iPad2台持ちなので古い方は今まで通り、タブレットとして使いもう1台だけMagic Keyboard有りの横向き配置で使おうかなと考えています。

では。

 

2020年7月 1日 (水)

iPhoneバッテリ激減現象と対処方法について(不具合改善)

購入後、バッテリの減るペースが少なく持続時間の長かったiPhone(iPhone11)。
ところがある時からバッテリの減りが激しくなりました。

Before

この現象になると、気づかないうちにバッテリ残が数パーセントまで減ります。
今まで長い間iPhoneを歴代使ってきましたが通常の使用ではこのような事は無く、Androidスマホと比べてもiPhoneは電池持ちが良いと思ってきました。

iOSのアップデート後だったことからiOS側のバグかな、と思っていたのですがググっても同じ症状(現象)の例がネット上にはありません。
現象は以下の通りです。

・機内モードでは減らない(正常)
・モバイル通信/WiFi/BluetoothをONにしていると激減になる(異常)
・機内モードOFFで再起動するとバッテリ減りが止まることがある(正常)
・同時に動いているアプリが無いようにタスクキル(下からのスワイプで起動中のアプリを消す)を実施しているが改善せず

確認した設定は以下の通りです。

・アプリのバックグラウンド更新→更新しないに変更。現象改善せず。
 (上述のタスクとは別で「設定」メニューで変更できます。)

上記のキャプチャー写真を見るとバックグラウンドでSiriやメールアプリが異常な程長時間起動しているようになってます。
ちなみに手元のiPadのバッテリ設定を確認するとこのようにメールがバックグラウンドで長時間起動していることはありませんでした(正常)。

やや強引にメールアプリを一度アンインストールしてみましたが再度インストールするとまたバッテリが激減しました。

今日、やっと解決方法がわかったのでここに残しておきます。

以下の設定を見直しました。

Setting1_20200701181701

Setting2_20200701181801

Setting3_20200701181801

「設定」→「パスワードとアカウント」→「データの取得方法」とメニューを辿ります。

ここにメールをフェッチ(取り込み)設定があるのですが最初「自動」が選択されていました。
正常なiPadなどの設定を確認したところ、「15分ごと」になっていたので設定を変更しました。

After

上記が設定を変更した後の状態です。
まだ、メールがバックグラウンドで動作しているのは変わりませんがバッテリ減りの原因となるようなアプリの動作は無くなったようです。

今後様子を見て行こうと思います。
このまま改善してくれると有り難いです。
それにしてもこんな設定を変えた記憶は全く無いので本当に不思議なのと他デバイス(例:iPadなど)ではメールがバックグラウンドに長時間起動している事も無いので完全にスッキリはしていません。

Battery_setting

Gmailも入れているので実際iPhoneだけならApple純正のメールアプリは使わなくても問題は無いのですが、残念ながらApple Watchでメール通知を確認する設定にしている事、GmailのApple Watchアプリが無いので泣く泣く標準メールアプリも使っています。

では。

 

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