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2021年1月10日 (日)

NEC UMPC「LAVIE MINI」発表。2021年に必要なのか?(モバイル)

NECがUMPC(Ultra Mobile PC)の新製品を発売するようです。

NEC PCが8型2in1「LAVIE MINI」投入、第11世代Coreでゲームも(PC Watch)

Lavie_mini

海外でGPD PocketなどがこのようなUMPCを発売していますが個人的にはニッチなモノとしてスルーしていました。
今回はなぜブログにわざわざ記事を書いているかと言うとNECという日本企業(注:実際にはLenovoグループなんですが)がこの2021年にUMPCを作ったという事の意義、疑問について書こうと思ったのです。

昔、例えば古くはSHARP ZAURUS(1993年)、HP200LX(1994年)、IBMウルトラマンPC(Palm Top PC 110/1995年)、TOSHIBA Dynabookリブレット Libretto 20(1996年)と約30~25年程前には超小型PCが存在していました。

この頃、小型のPCというものはそれなりに存在意義があったと思います。
当然当時からこれらのPCはニッチなモノで一部の愛好家が好んで使っていたものです。
自宅、職場以外、つまりモバイル環境で通信したりPCライクな事を屋外でやりたいというニーズがありました。

いきなり時代が吹っ飛んで2021年の現在、モバイル環境はどうなっているでしょう?
老若男女、誰もがスマホという超小型のPC、コンピュータを使い、ネットに繋ぎ、情報交換等をしています。

もう少しマイナーな層、例えば出先でキーボードを繋ぎ文字入力したい、という場合にはiPad Air 第4世代やiPad Pro 11+SmartKeyboardなどの組み合わせでも文字入力可能です。
iPadだと約11インチ程度のディスプレイサイズですが、そのキーボードはiPad Pro 12.9用に比べれば両端が詰まっていてタイプしにくいですがそれでもギリギリブラインドタッチ可能なサイズです。
なぜ、iPad miniにはSmartKeyboardが無いのか、きっとそれはあのサイズ(約8インチ)でのキー入力が厳しいからだと思っています。

このNEC LAVIE MINIのキーボードは上記の写真を見るとまともなブラインドタッチで両指を使うようには見えません。
親指キータッチを想定しているのか?設計者インタビューにて聞いてもらいたいものです。
とても外でキー入力を頻繁にすること、そういうユーザを想定していないと思われます。

そうなると残るはゲーム用途。
それを証明するかのように、ゲーム用のコントローラーを付けた写真があります。

Lavie_mini_with_controllers

つまり、高級はゲームコンソール用途なんですね。

一番懸念しているのは、果たしてNECは今後10年、この製品を継続的に次期モデル等を含めて開発していく気があるのか?

Apple iPadが当時流行っていたNet PCへのアンチテーゼとして発売されました(2010年)。
当時スティーブ・ジョブズはiPhoneとPCの間を埋めるデバイスとしてタブレットPCであるiPadを発表したのは周知の事です。
過去にも幾多のメーカーがタブレットを作りましたが全て失敗し継続的に新製品が発売される事はありませんでした。

タブレットPCはAndroidやWindows RTなどのOSで色々競合製品が出ましたが今やiPadだけが20年を経過しても継続的に新製品を出し続けられている唯一の製品となりました。
その結果、単なるコンシューマ向けだけでなく、ビジネス用途として接客業、工場管理等々、色んな用途が出来ました。
発売当時はスタイラスやキーボードがなかったのですが、Apple Pencilなどスタイラスやキーボードもアクセサリとして用意され、iPad ProなどはPCのスペック相当の処理もできる製品になりました。

そして一番驚いたのはAppleが独自開発のSoC(Apple Axxチップ)を応用してApple Silicon (Apple M1等)を組み込んだMacを作るという事です。
最初から独自SoCを使う事を考えていたのか、それともIntelが半導体プロセス製造技術で失敗続いてムーアの法則を守れなくなって来ている事への考慮か、独自SoCによるコストダウンなのか、とにかくそういう多くの事を考えて商品開発しているのです、Appleは。

AppleがiPodを作った時、Appleは何を考えているんだろう?パソコンメーカーという事を放棄したのか?と訝ったのですが今思えばそれがiPhoneへ続き、iPadに続き、Macに戻ってきました。

これって凄いことではないでしょうか?

独自SoC(ハード)とOS(ソフト)を自社設計できるAppleらしい戦略です。

振り返ってNEC LAVIE MINIは今後のNECのPCラインアップに何の革命を起こすのでしょうか?

冷却についてはM1 Apple MacBook Airでは既にファンレスでハイパフォーマンスを叩き出しています。
NEC LAVIE MINIはあのサイズなのにゲーミングPCとしてIntel Core i7 11世代を搭載するので例えばモバイル用途CPUならスペックが不安、高性能版だとTDPが多くなり冷却が非常に厳しくなります。
現在、まだその課題をIntel CPUでカバーできている製品は無いのです。
それなのに2021年という時代に20年以上昔と同じようなコンセプトの製品をなぜ、今、出すのか?
それが本当に疑問です。

購買層がイメージできないんです。
これ、営業さんも大変でしょう。
海外メーカーの後追いで製品価格も高いとなったら売りにくいでしょう。
ハイパフォーマンスゲーム用途ではデスクトップPCがまだある程度(かなり少ないでしょうけど)あります。
今回の製品がどういう購買層にアピールできるのか、とても心配でブログに書きました。

では。

訂正:最初iPad(2002年)となっていましたが正しくはiPad(2010年)でした。訂正します。

補足:Core i7搭載となっていますがPC Watchの記事では最高で第11世代Core i7と記載されていますので構成によってはより低スペックのCPUを搭載して発売される可能性があります。

 

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