映画・テレビ

2018年11月10日 (土)

不幸な話のてんこ盛り(獣になれない私たち:第5回目)

グダグダ言いながら、見始めたら最後まで見ないと済まない完璧主義者。
そう、それが私の性格。
(心理学的には完璧主義者って健康な精神状態ではなくむしろネガティブなイメージ)

今週も見ました、けもなれ(獣になれない私たち)。

--- 以下、ネタバレが含まれます(要注意)---

本作は逃げ恥と違い、野木さんのオリジナル脚本。
アンナチュラルもそうでした。

今回、いきなり過去彼女(朱里:黒木華)と主人公(晶:新垣結衣)が彼氏のマンションで話をするシーンから始まります。

椅子(ソファー)に座る晶、床に座る朱里。
現在の二人の社会的位置関係、彼との関係性を示しています。

オーバードーズ(overdose:薬を大量に飲むこと)で救急搬送された朱里の過去について後で彼氏(京谷:田中圭)が話しているので、恐らくメンタルに問題があり服用していた、もしくは自殺を図ったのかも。

このシーン、彼の言葉だけでフラッシュバックも無いのですっと消えるような短いフレーズなんですが、これ、重要じゃないですか?

単に仕事が嫌で辞めて仕事を探そうとしないで家でゲーム三昧。
これまともな感覚だと、メンタルにかなり問題があり、治療が必要。
うつとか適応障害、社会との適合性に難があるなら障害者雇用という方法もある。
また、ゲームはこれら精神疾患を悪くすることはあっても良くすることは極めて少ないと思われ、マジレスすると、本当に彼女は悲惨で誰からも本気で心配されていない、下手すると自殺しかねない、そのような状態だとわかります。
必要なのは診断、薬服用、カウンセリングを受けることです。

後は、晶(新垣結衣)が壊れてヤケになり、仕事を忠実にこなすという設定。
普通、メンタルやられたら不眠等のせいで本来のパフォーマンスが維持できるはずなどない。ここもメンタルに問題のある人に対する認識不足、表現不足を痛感します。

うつ状態と思われる晶が彼氏の母(田中美佐子)に話すシーンも不可解。
普通、助けて欲しいときに、こじらせた関係の彼氏の母に電話するとか、そんなハードル高いミッション遂行しないでしょ。
無茶だよ。

キモいと晶の事を言っていた主人公(恒星:松田龍平)がいきなり、晶からキスされるシーンがラストにあります。
普通ね、そんな親しくもない、酔ってもいない状態で、他人(付き合ってもいない)相手にキスを強引にする晶もセクハラじゃないか?
キモいと思っていた恒星は逃げるどころかされるがまま。
最後にはしらふでキスしたのは久々とか訳解んない事言っている始末。

さて、本題。

テレビドラマって皆さん、何を求めています?
映画と違って重いテーマなんて避けたいですよね。

本来、連続ドラマってあるゴール(大体恋愛はハッピーエンディング)を目指してそれに向かって数々のハードルを乗り越えていく、というのがハードルを超えるためにドラマを見続けるモティベーション。

古くは水戸黄門、必殺仕事人のような勧善懲悪によるフラストレーションのカタルシス

サスペンスモノ、探偵モノも同じ。
ラブストーリーなんかは典型的に主人公の2人が一緒になるのがゴール。

でもこのドラマ、ゴールが見えない、見せてくれない。
確かに先の読めない展開は野木作品の魅力だけど、話のテーマが多すぎてただ普通の生活、私たちの生活の生の汚いモノ、嫌なモノを見せられている、そんな気がします。

パワハラ、介護、男女関係、性、職場の人間関係、等々。

もう1つどうしても共感できないのは各キャストの人間性。

晶(新垣結衣)は自分を良く見せようとする、無理する、明るく振る舞う。
仕事ハードでストレスマックスなのに仕事のパフォーマンスが落ちない。
羨ましい、こんな仕事できたらストレス無いでしょ?
ストレス→不眠→過労→仕事パフォーマンス低下→ストレス増
の負のスパイラルに陥るのが本当のうつ。

彼氏が他の女とメイク・ラブしたからって好きでも無い男(恒星)とメイク・ラブしそうになったり(未遂)、彼氏(京谷)を許したくないからって恒星に無理やりキスする。
こういう女性、好きになります?
自分が綺麗だと思っているから男にキスする、それセクハラじゃない?

もう1人の主人公:恒星も30歳半ばにもなるのに口がガキ並、「面倒くさい」「何で俺が?」と面倒には関わりたくないタイプ。

でもキモい、好きでも無い女と言ってた女を誘ったり、キスされたり。
逃げろよ、普通。。。
相手が綺麗だから?
最低過ぎる。

「ラブかもしれない」というキャッチコピー。
でもね、loveってもっと重いものだよ。
日本の愛って軽すぎる。

誰も本気で人を愛していないでしょ!?

これがこのドラマに感じる印象です。
でもね、やっぱり、次回も見てしまいそうです。
完全主義者って不完全を許せない。
不完全なのが普通なのに、完全を求める。

病気なんです。

では。

関連記事:
獣になれない私たち、に感じるコレジャナイ感は何?
今までのモヤモヤを回収してくれた回(けもなれ 第6話)

Relations

2018年11月 1日 (木)

獣になれない私たち、に感じるコレジャナイ感は何?

ドラマ「獣になれない私たち」2話くらいから見ています。

何を隠そう、野木亜紀子脚本+新垣結衣コンビ、過去2作、大変気に入ってます。

それは「空飛ぶ広報室」「逃げ恥」ですね。

で、ネットではあまり評判イマイチだった獣になれないry (以下けもなれと略)、見てまして、今日第4話を見たんですが・・・

これは、違うぞ

と遂にギブアップしたんです。

で、その原因について自分なりに考えてみました。
それは、まず登場人物、特に主演の二人に全く感情移入できない、共感できない
という点。

空飛ぶ...は綾野剛さん、逃げ恥は星野源さんというガッキーの相手役が人間的に魅力感じるのに今回の松田さんの役にちょっとあまりにもクセがありすぎてちょっとまだ乗れない。。。

次に脇を固める人のキャラクターの人間性が薄い、弱い。。。
変なひとばかり出てきて何だかストレスしか感じない。

きっとね、色んな社会の問題、悩み、屈折、モヤモヤを表現して答えを出さないけど複雑な人間関係が織りなす次が読めない展開、というのが野木さんの特色なんでしょうけど、これ、連続ドラマにするにはキツイ

映画のように、短い(2時間位)時間で起承転結してハッピーエンドならいいんですけど。

コミカルな部分、セリフで面白い所とか、野木さんらしい面白さはあるんだけどとにかくセックス、まぐわい、男女の関係があまりにも薄っぺらく描かれすぎててダメです(個人的、生理的にダメ)。

それと人間味、何か心を動かされるエピソードが無い。
そんな綺麗事は無いんだよ、現実世界は!
でもね、世間は実世界で疲れてるんですよ、ドラマに夢見て、「有り得ないだろう」という世界を楽しんでストレス発散するんですよ。

そう、旅行に出て、非日常、感じるというヤツです。

だから、もう、ガッキーが出ててもダメです、付いていけません。。。

今後、どういう展開になるのでしょう?
果たして追い込みは?

どこに着地点があるのかわからない好奇心はありますが、これほど見終わってモヤモヤするドラマは辛い。

と、珍しくドラマについて書いてみました。
ドラマは娯楽だからあくまでも私個人の感想です。
見て楽しい人はそれだけ耐性が強くて凄く羨ましいです。

では。

関連記事:
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Kemonare

 

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